ぱっと見にはすぐ乗れそうなんですが(乗れるだけは乗れました)。

イントロダクション

 このバイクが発売された1992年は、働き始めてちょっと仕事に慣れてきて、面白くなってきた頃で、家庭では2人目の子供(息子A)が生まれて家事多忙でした。バイクはSRX6で、通勤からお買い物などなど毎日の移動手段がメインで、週末の早朝ごとにササリ峠へ出かけるようになる少し前です。SRXは気化器から足回りまで一通りいろいろ手を入れていたので、気分がハイなときはサイコーですが、へたり気味のときにはもうちょっと乗り手に寄り添ってくれるといいなと感じていました。今なら一度標準状態に戻すとかしたと思いますが、まだ20台の私には「後戻り」という選択はありませんでした。

 そういうところに、このバイクが発売になりました。その頃、よくお世話になっていたバイク屋さん(このご主人もSRX6乗りでした)に、「乗り換えようかな?」と相談したら、「しばらくはよくても、すぐにパワーがないとかサスがもう一つとか言い出して、結局今のSRXと同じことになるような気がするけどね〜」と、目の覚める的確なアドバイスを頂戴し、生涯ではじめての新車購入のチャンスは遠のいていきました。その後も新車とのご縁はないままで、ちょっと残念な気がしてます。

 クールに考えると、同じ排気量で世界のホンダが作るVTRは、40馬力のエンジンとがっちりした車体で、どう考えても丈夫で速そうです。また、まだまだ2ストが元気な頃で、3,4年落ちの程度のいい車体がリーズナブルな値段でたくさん出回ってました(少しの間さわっていた4型のガンマは強烈によかったです)。そんな中で、私の周囲ではSRVを買った人は一人もいませんでした。みんな若かったということだと思います。

 最近になって、メインに大きなバイクを乗っている人々から、「クネクネ道のSRVいいよ。スピードは乗らないけど・・・」という感想を何度かいただく機会がありました。そうこうしている間に、XVのステアリングヘッドベアリングをアンギュラコンタクト型に変更するために調べ物をしていて、SRVが生産期間は短いのに仕様変更が幾度もあったこと、外径48ミリのステアリングヘッドベアリング(256〜ではじまるレースのベアリング)を採用していた最後期のモデルであったことを知りました。それがきっかけでSRVが気になり始め、今回もヤフーオークションのお導きで購入に至りました。エンプレスマルーンの4DN2(1993年3月発売)です(2013.2.9)。

SRV250 私の感想です

路上復帰 一応完成ということにしました。(2013.3.3)

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